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『もういいかな』

良く言えば乙女ちっく、悪く言えばウジウジした女の話。
周囲は何も変わらない朝。
いつものように挨拶をした私を見て、貴方は目を丸くする。
返ってくるのは、お決まりの言葉。

「え、何。どしたの?失恋?」

失敬な。
興味津々に髪を摘まんでくる職場の先輩を、私はじっとりと眺めた。



貴方を好きになって四年と少し。
貴方が長い髪が好きだと知って三年と少し。
肩の上で揺れていた私の想いは、いつの間にかずっしりと重くなり。
絡まり、もつれ、傷んでいた。

「もういいかなって思って。失恋なんかしてませんよー」
「えー勿体ねえなあ。かなり伸ばしてたのに」
「すっきりしました」

今は肩までしかない私の髪、数年の想い。
長髪が好きな貴方は、口を尖らせて拗ねた振りをしてみせる。
そんな表情も含めて、私は貴方の豊かな表情が大好きだった。

そう、失恋で髪を切ったわけじゃない。
だって、最初から叶うことのない、決して報われない不毛な想いだったのだから。
好きになった、それを自覚したその瞬間に終わっていた、私の最初で最後の本気の恋。

終わったといっても消えたわけではない。
ただ、もういいかなって。
恋い焦がれて、振り回されて、密かに涙するのはもういいかなって。
ふとそう思った時、私は数年の想いが詰まった長髪を手放していた。
きっとこの恋は消えないだろう。
無理に消すつもりはないし、消せないことも分かっている。
それでも。
がんじがらめになって、身動きが取れなくなることにはもう疲れた。
隠しきれるうちに。
誰かを傷つけてしまう前に、この想いと決別してしまおうと、そう決めたのだ。

「おはようございますっ」

背後からの澄んだ声に振り向いた貴方の目が、一瞬で優しい色を帯びる。
貴方にそんな顔をさせるのはただ一人、私にとっても大切な貴方の彼女だけ。
可愛らしい彼女が笑う清楚な笑顔の下で、綺麗な長髪が流れた。






ふと、もういいかなって。
何となく、思い切って髪をばっさり切ろうかなって思って浮かんだショートストーリー。
髪をばっさり切るといえば失恋ネタですよね!
ちなみに私は失恋というわけではなく、切るかどうか悩み中。
なんか…もういいかなって…
コメント

No title

全俺が拗ねた表情をしてもだめですk)`ν゚)。+.゚。.
正直晴椎で想像余裕してしまったので切なさが果てしねぇorz 
でもロングはきっと色々大変だし、これから暑くなるしだし、もったいないけど…(´;ω;`)
まぁ髪型関係なくシンさんはかわいいけどな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おっと俺はまだ帰らねぇz)`ν゚)。+.゚。.

>ハレさん

やばいっ、ハレさんに拗ねた顔されたら私その顔に負けちゃう///
ごめwwwんwww正直言うと晴椎ってか椎→晴縷に投影してたwww
あまりにもあんまりなので無名の三人にしましたがwww
主人公が一人で空回りしてるだけの重たい想いなんだけど、切ないと言ってもらえて幸いwww

ロングねー…何かね…最近髪がグチャッとなるの…あとモサッとなるし、毛先傷んでるし、多分かなり伸ばしてるからだと思う…
バッサリ切ろうかと思ったのだけど、その前に鋤くだけにしようかなって…だってやっぱりせっかく伸ばしたものねえ…
か、可愛いなんて、そんな口先ばかり褒めたってう、嬉しくないんだからね本気になんかしてないわよっソワソワ(デレ開放)

コメントありがとうございましたー!ヾ(*´∀`*)ノ
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